
金融機関で大変な事件です。
福島のいわき信組で
巨額の架空融資事件が発覚しました。
そもそもこの事件は昨年11月
元職員の方がxで公表し
調査されていたようです。
大口取引先の救済のため
融資ができないけれど
つぶすわけにはいかない
ということでしょうか。
リアル半沢直樹ですね。
手口は預金者の名義で口座を偽造し
架空融資を行い
この大口取引先の融資が不良債権化
したことを隠したとされています。
その数偽造、90口座、
金額17億円を超えるそうです。
調査の結果、偽造口座はまだまだ
出てきそうです。
いわき信組は小さい金融機関です。
メガに比べれば預かりの残高も
ずっと少ないはず。
多くの預金者を巻き込む形に
なったのですね。
不正は2011年頃から。
東日本大震災も影響しているようです。
預金者の印鑑や書類を偽造して
1口座数百万円から数千万円を
融資して、大口取引先の返済金に
充てていたようです。
この偽造されていた預金者の方たちの
デメリットを考えてみました。
もしこの方たちが住宅ローンや
学資ローンなど、融資を希望した場合は
限度超で断られる可能性は大きいです。
また相続が起こった際も
自分のしていない借金が相続される可能性は
ありますよね。
怖いです。
このような長期間にわたる大規模な犯罪は
組織ぐるみだったのではと思います。
そもそも金融機関を運営してはいけない
人たちによって経営されていたのですね。
もっと早く告発されるべきでした。
前の職場の三菱UFJ銀行で
貸金庫係の女性が窃盗をしていました。
これも金融機関に不向きな人が
やらかしたのかと思います。
お金は命の次に大事だと思います。
愛じゃないのかと言われますが
現実的にはお金は大事です。
その大事なお金を金融機関を信用して
みんなは託します。
全ての仕事はお客様との信頼関係の上に
成り立っています。
特に、医療や食のように命にかかわること、
また金融機関では間違いや違法なことは
許されません。
このような社会的に許されない犯罪が
横行するのは日本が貧しくなったからでは
と思います。
知らない人を疑うことが必要になる時代。
世界では誠実で真面目、優しかった
日本人は少なくなってしまったのでしょうか。
悲しいことです。
金融機関が信じられない時代には
取引先の分散も必要です。
銀行が破綻してもペイオフ対象は
1,000万円までです。
お金のこと悩んだら
FP石井順子に聞いてみて!