
新NISAができたり
iDeCoが認知されてきたり
新しく投資を始める方は
増えてきているようです。
スタートはできたとしても
投資に関する知識が
ほとんどなかったとしたら
とても心配。
投資は預金と違い、
値動きがあります。
価格が上がったり下がったり
します。
もちろん上がっているときは
保有資産も上がります。
下がっている時は逆です。
買った時よりもあまりに下がると
持ち続けることが不安になり
とにかく止めたくなりますよね。
最近ちょくちょくある
世界同時株安の時期なんかが
そうかと思います。
トランプ大統領の4年間は
トランプショックもあるだろうし。
そういう下がっている時期に
投資を止めることは
損失が出るということで
とても残念な行為です。
ぜひ回復して利益が出るまで
待っていてください。
ただ注意していただきたいのは
その投資の目的です。
何のための資金を貯めているのか?
投資のゴールはとても大事です。
せっかく順調に育ってきているのに
ゴールで相場が大きく下がると
利益も小さくなります。
20年後お金を貯めて夫婦で
世界一周旅行をしたい、とか
18年後の子どもの大学進学の
資金にしたい、とか
投資の目的はいろいろあると思います。
将来公的年金だけでは老後の資金が
間に合わないから、という場合は
ゴールは70歳位でしょうか。
そのようなゴールがわかるほうが
投資は安心です。
投資はゴールで大きく減らさない、
となれば
ゴール近くに相場が変動したら
すぐに運用を中止したり、
値動きが大きい株式投資から
値動きが安定している債券投資に
スイッチングする必要があります。
そうすれば損失は
小さく抑えられるでしょう。
投資は預金とは違い、
大きく増える楽しみもあれば
ゼロになってしまう可能性もあるのです。
不安を感じたら申し訳ないですが
投資の基礎知識があれば
投資を成功させる確率が上がります。
基礎知識がなければ
なんとなくみんなが止めたから
自分も止めた、など根拠のない行動をして
利益を大きく損なうこともありそうです。
ぜひ安心して長期投資を
続けていただきたいです。
お金のこと悩んだら
FP石井順子に聞いてみて!
日経平均株価、今日は
38,000円台を回復、
ちょっと安心してきた方も
多いのではと思います。
米中の相互関税で
大きく引き下げが決定、
アメリカ株式の上昇を受け
日本の株式相場も上昇しました。
思えばトランプ大統領の
相互関税の騒動が開始し、
アメリカも暴落でしたが
日経平均も一時は3万円を割りそうな
勢いで下がりました。
また4万円近くまでいくのでしょうか。
トランプ大統領の発言で
また相場は変わるでしょう。
4年も任期があるのだから
そういう感じにみんなが慣れて
くるかもしれませんね。
株の一括投資をされている方は
買い付けの値段、売却の値段が
利益にとっても影響します。
安く買って高く売るのが一番だから。
運用の途中で大きく値下がりすると
元に戻るまで相当なエネルギーが必要で
スタート地点からまた上昇するまで
時間がかかります。
NISAなどで少額つみたてを
やっている方たちは
相場の変動は追い風です。
下がれば下がるほどたくさん買えます。
下げ相場が元のスタート地点まで
回復しただけで
元本を越しているケースが多いです。
時間をかけて長期投資ができれば
たくさん買えるので
大きく儲けることができるという
しくみです。
積立投資をしている人たちは
ゴールがまだまだ先であれば
下げ相場は歓迎ですね。
ニュースでは暴落時に
NISAやらなきゃよかったって
言っている人たちの映像も多く
流れますが
みんな一括投資何でしょうか?
自分がやっている投資のしくみを
きちんと理解しないと
解約しなくていいところで
解約したりして
すごく損をするかもしれません。
気をつけましょう!
お金のこと悩んだら
FP石井順子に聞いてみて!
前回の続きです。
自分が死んだ時に
相続が自分の希望通りに
いけばいいと残した遺言で
思いがけず家族がトラブルに
なってしまったケースです。
亡くなった男性、妻は先に
亡くなっていて
相続人は子ども2人。
家を継ぐ同居家族の長男と
その妹の嫁に行った長女。
長女は嫁ぎ先の親と同居して
遠方なのでほとんど行き来が
なかったとのこと。
男性のお世話は、長男夫婦が
やってくれていました。
男性は相続財産の全てを
長男に相続させるとの遺言を
遺しました。
男性の財産、
家と土地で2,000万円、
現金預金3,000万円
合計5,000万円は全て長男が
相続しました。
何ももらえなかった妹は
納得いきません。
子どもには親の相続財産を
最低限受け取る権利があります。
遺言よりも強い権利です。
この場合の妹の権利は
もともとの法定相続分が
親の財産の半分です。
(兄弟2人二分の一ずつ)
最低の相続の権利はその半分
相続財産全体の四分の一です。
この場合では1,250万円。
結局話し合いで解決できず
裁判所の決定で
妹は現金1,250万円を
兄からもらいました。
裁判になったので
それぞれの弁護士の費用
係争に費やした時間
精神的負担、兄弟間の今後の関係の
修復が困難など
子どもたちに大きなデメリットと
なりました。
親の遺言が子どもたちの
遺留分に配慮したものだったら
このようなトラブルは防げたはず。
また長男に多く財産を残したかったら
生命保険などを活用したり
嫁や孫に遺言で残したり
生前で援助したり
ちょっとずつ財産の移転はできたかも
しれません。
相続に不安を感じたら
専門家に相談をしておいた方が
よさそうです。
相続の基本については
ファイナンシャルプランナーも
解説できます。
お金のこと悩んだら
FP石井順子に聞いてみて!